絵本嫌いにならないために

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昨日は「どうしたら子どもは本が好きになりますか?」という内容でブログを更新しました!

本日は昨日のブログとは少しちがう「絵本嫌いにならないために」についてブログをまとめていきます。

気をつけて欲しいたった2つのこと

絵本を嫌いにならないために、私が気をつけて欲しいことはたった2つです!

感想を聞かない

字が読めるから子ども自身で読ませる

以上の2つにだけ気をつけてもらえれば、読み聞かせは、基本的には好きに読んであげて大丈夫だと思っています。

感想を聞かない

絵本の読み聞かせをした後に、感想を聞くことはおすすめしていません。

なぜかというと、よくブログでもお話しするのが、子どもたちの想像力はすごい!ということ。

子どもたちは読み聞かせをしてもらって絵本を思いっきり楽しんだ後にも、絵本の内容を思い返してみたり、絵本の続きを想像してみたり、「余韻」に浸ってさらに絵本を楽しむ時間を自分で作って楽しみます。

ふくろう
ふくろう

子どもたちは絵本の絵を頭の中で動かして、絵本を楽しむ!というのもよく聞く話で、私たちが思っている以上に絵本を楽しむ天才です!

その余韻を楽しんでいる時に

「楽しかった?」

「どう思った?」

など、感想を求められた瞬間に、余韻を楽しむことができなくなってしまいます

それはとってももったいないですよね。

でも、子どもが自分から絵本の内容を話してきた時は、しっかり聞いてあげてください。

感想を聞いちゃダメなのに、子どもが感想を話すのはいいの?と思われるかもしれませんが、感想を求められるのと、自分から話すのは全然違います。

絵本がとっても楽しくて、読んでくれた大好きなお母さん、お父さんに楽しかったことを伝えたくて仕方ないのですから、その時は遠慮なく、たっぷりお話しを聞いてあげてくださいね。

読み聞かせの時間は勉強の時間ではない

読み聞かせの時間は子どもにとって楽しい時間であるべきだと思います!

時々読み聞かせの後に、絵本の内容をちゃんと理解できているか確認しようとしてみたり、物語の内容を問題にして覚えているかをチェックしてみたりする方もおられます。

これは絶対にやめてください!

これをやってしまうと子どもたちの意識が、「読み終わった後に何を聞かれるんだろう?」と質問に答えるために覚えなきゃになってしまい、それではとても絵本を楽しむことができません。

読み聞かせの時間は勉強の時間ではなく、いつでも楽しい時間であって欲しいと思います。

自分で読んで

特に小学生になる前の年長さんに「自分で読めるんだから、自分で読んでね」と読み聞かせをせず、自分で読ませようとするご家庭もあると聞きます。

これは絵本嫌いにするにはとっても効果的な方法です・・・!

子どもたちは「目で絵を楽しみ」「耳で言葉を覚えていく」この繰り返しで、知らなかった言葉の意味を絵本の絵をヒントに理解しながら物語をどんどん楽しんでいきます。

だから繰り返し読んであげることはとっても大切なんですね。

「字が読める」と「内容が理解出来る」は全くべつのものなんです。

例えば「おおきなかぶ」という絵本があります。

小学校の国語の教科書にも載っている作品なのですが、こちらの絵本の裏表紙には

こう記載されています。

これは理解して楽しめるのは小学生からということです。

絵本の内容はシンプルな繰り返しで、きっと年長さんにもなれば、たどたどしくも読むことはできるでしょう。

子どもの読み方ですと

「お、じ、いさ、ん、は か、ぶ、お、ぬこう、としました」

もしかしたらもっとたどたどしいかもしれませんね。

ただこれだと、子どもは文字を追ってしまい、本来目で楽しむべきの絵を楽しむことができません。

楽しくないと、子どもも絵本から離れていってしまいますね。

まとめ

今日は昨日の内容から「絵本嫌いにならないために」という内容でブログを更新しました。

昨日の内容ともかぶってしまいますが、やっぱり一番大切なのは、私たちおとなが、子どもに一緒に絵本を楽しめる場を用意してあげることだと思います。

なかなか時間が取れない、今は昔に比べて共働きの家庭も増えていて、絵本の時間が取りにくくなっているのも確かです。

ただ一冊読むのにかかる時間は5分。長くても10分あればだいたいの絵本は読めるでしょう。

なんとかこの時間を作ってあげて、子どもにとって、今しか体験できない楽しくて、嬉しくて幸せな時間を大切にしてあげて欲しいと思います。

きっとこの経験は「本好きな子ども」以外に目には見えないとっても大切なものを子どもの中に育んでくれますよ!

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