今日紹介する絵本は、「よ・だ・れ/小風さち・及川賢治/福音館書店」です。
作者の「小風さち」さんなのですが、なんとなくどこかで聞いたことあるような・・・そうです!
あの「わにわに」シリーズでも人気の「小風さち」さんが文を担当されて出来上がった一冊です。
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「よ・だ・れ」のおすすめポイント!

表紙のよだれを垂らした赤ちゃんがとっても可愛い赤ちゃん絵本「よ・だ・れ」ですが、おすすめのポイントは、
- リズミカルな言葉と鮮やかな色使い!
- 母親だったころの記憶
- 音を発することを覚え始めたころの、赤ちゃん自身が感じる感覚
特にポイント2と3は作者の「小風さち」さんがこの絵本の言葉を考える際に大切にされていたポイントになっています。
では、紹介していきます!
リズミカルな言葉と鮮やかな色使い!

あーちゃんが わらいます
あー あー あー
よだれが でます
たあ たあ たあ
読んでみると、読んでいるこちらまで心地よくなるような言葉の繰り返しが特徴的です。
これはもちろん、聞いている子どもたちも一緒で、思わず一緒に言葉を繰り返す子どもたちも少なくありません。
そしてまだ視力が弱い赤ちゃんにも分りやすいように、鮮やかに塗られた絵も、しっかり赤ちゃんの興味をキャッチしてくれます!
心地よい言葉のリズムとその言葉にぴったりあった、赤ちゃんの表情がたまりません。
母親だったころの記憶

小風さんが、この絵本の文を考える上で、大切にしていたポイントの一つが「母親だった頃の記憶」です。
こちらはの絵本は、作者の子育ての経験をもとに作られた一冊です。
実際赤ちゃんのお話をするとき、簡単な言葉の繰り返しをたくさん使っていた記憶はありませんか?
わんわん
にゃんにゃん
ぶーぶー
などなど。
読んでいる私たちが不思議と心地よさを感じるのは、「あー あー あー」や「たあ たあ たあ」といった言葉の繰り返しが、まさに本当に子どもが小さかった時の子育ての記憶を思い出させてくれているのかもしれませんね。
音を発することを覚え始めたころの、赤ちゃん自身が感じる感覚

もう一つのポイントが「音を発することを覚え始めたころの、赤ちゃん自身が感じる感覚」です。
音を発するとはつまり当たり前なのですが、「口」から音が出るということです。
私たちにとってもは普通のことでも、赤ちゃんにとっては、初めての大発見です。
つまり「よだれ」を口から垂らしている赤ちゃんは、その「よだれ」の音を通して音を発する、つまり言葉を少しずつ覚えていくのかもしれませんね。
まとめ

本日は赤ちゃん絵本「よ・だ・れ」を紹介させていただきました。
表紙の可愛い赤ちゃんに一目惚れして購入したのを今でも覚えているのですが、買って本当に良かったなと感じている一冊です。
読み聞かせする中で、きっと作者の思いがしっかりと込められているからだと思うのですが、おとなもどこか懐かしく、赤ちゃんも心地いい気持ちにさせてくれる絵本になっています。
言葉のリズムや絵の色使いなども、しっかり赤ちゃんのことを考えて作られているので、初めての絵本としてもお勧めできる一冊ですよ♪
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